絶体絶命のデスゲームから幼馴染を守り抜け。命に代えても。
「────僕は、必ず君を助け出す」
異世界のデスゲームに囚われた男女。
生き残ったプレイヤーだけが現世に帰還できる、絶望のバトルロワイアルが始まる。
人々が欲望を剥き出しにする地獄の戦場から、愛しい幼馴染を救い出せ。
寝取られ、全てを絶望に塗り潰される前に。
貪欲なる”性”と、絶望の”死”が交錯する、神経ギリギリの本格極限デスゲーム開幕。
ストーリー
何のスキルもチートもない平凡な童貞青年の主人公:竜崎。
趣味のサバゲに興じている時、突如、異世界空間へ囚われてしまう。
そこで出会ったのは、美しいメイド服の女性。
彼女は、かつて離れ離れになった初恋の幼馴染:斐月だった。
再会を喜び、互いの想いを打ち明けて親密になっていく二人。
イジメを受けていた彼女を守り切れなかったことを深く後悔し続けていた竜崎は、今度こそ斐月を守ると決意する。
だが、そこから始まったのは楽しい異世界セカンドライフではなく、血と硝煙で屍築くバトルロワイアルだった。
六十人の転移者が揃った後、現れた仮面の女が全員に武器を配り、デスゲームの開幕を告げた。
ルールは、3チームに分かれたサバイバルゲーム。生き残ったチームだけが現世に帰還できる。
絶望の中で、皆を救うため竜崎は奔走するが、希望は砕かれ、殺し合いは加速していく。
そしてついに斐月にも、悪意に満ちた男たちの手が迫り来る。
獣の欲望が渦巻く地獄と化した戦場を、血と涙にまみれた竜崎は走る。
全ては、自分に希望を与えてくれた一人のヒロインを救うために。
────「穢れた手で、二度と彼女に触れるな。クズ野郎」