そういえば、キミは知っていますか?
乳首で感じる男の人って、変態なんです。
だって、わざわざ自分の乳首を弄って、敏感な性感帯にした人なんですから。
そう口にした彼女の言葉を聞いて、僕は恥ずかしくなった。
それは彼女、椎名怜の言うことは、いつも正しいことだから。
僕は自分で乳首を開発して、性感帯にしてしまった変態男。
そんな変態な僕は、彼女の言葉通りに乳首オナニーをしている。
彼女に見せる為? 性欲を発散する為? それは、よく分からない。
だって、彼女がそんな問いかけを僕にしてこないから。
僕が出来ることは彼女の言葉を聞いて、そのことを考えること。
考えて、乳首オナニーをするだけ。
僕に出来ることは、それしかないのだから――。
【作品紹介】
催眠手法の販売を生業にしている椎名怜とその助手の貴方は、繰り返しによる効果を確かめる為、毎日同じ実証実験をしている。
貴方はベッドで横になり、彼女からいつものように催眠術を掛けられていく。
それは簡単なリラックス運動から始まり、まず貴方の体と精神を催眠に入りやすい状態に変化させていく。
怜のことを受け入れられる状態に入った貴方は、彼女から暗示を与えられ、乳首オナニーが始まる。
それは彼女の言葉通りに体を動かすこともあれば、頭の中でイメージする時もあり、ある程度自由に選択することが出来る。
決まっていることは、彼女の言葉通りにすることだけ。
だから、実際に体を動かしても、彼女の言葉をイメージするだけでも構わない。
その自由の中で貴方は、怜の言葉に沿って乳首を刺激し、前立腺と快感をリンクさせていく。