クラスでいじめられているあの子。
スカートから覗くあざだらけの足。
いつも怯えていて、小さい声。
彼女と僕は同じ委員会で、時々喋る程度だ。
日に日にいじめはエスカレートしていく。
彼女が女子トイレで脱がされている写真も回ってきた。
その写真をつい出来心で、保存してしまった。
何度も何度も見返してるうちに、だんだん彼女のことを目で追うようになった。
守ってあげたい気持ちと情欲と哀れみがぶつかって、煮えたぎって、……
いちかばちか、告白することに決めた。
好きだと伝えた彼女の眼には、一瞬驚きと、疑いと……。
「私となら付き合えると思った?」
それから、憎悪が宿った。
「あんたが、ほんとに私のこと、見下してないってんなら。
ちんぽ出せ。オナニーしろ。私よりも惨めになってみせろっつってんだよ!」