この物語の主人公、花咲桃真は今まさに人生の大きな分岐点を目の前にしていた。
それは、この街で一番の富豪である、広原セリカの命を偶然助けてしまったことにより、
セリカの父親から娘と結婚をしてほしいと願われる。
それを聞いた、桃真の幼少からの付き合いで、現在は大の親友である幼馴染の同級生「星ヶ丘まどか」と、
桃真の妹で、最近とみに距離を取られて嫌われている実の妹、「花咲さくら」も
「花嫁候補」として立候補してきたのだ。
3人ともに、桃真にとっては大事な女性であった。
しかし、花嫁は1人だけしか選ぶことはできない。
それぞれの女性は、桃真には言えない本心を隠し持っており、
それについて、桃真は悩み、苦しみ、選択を迫られるのであった……。