とある、夏休み。
心霊現象が大好きな3人組。
幽霊研究部のメンバー、幽介(ゆうすけ)、コダマ、ヒミカ の3人は、
トイレの花子さんを取材するため、
立ち入り禁止区域とされている、旧校舎に踏み込んだ。
彼女たちは、幽霊の話題をネットにアップするため、
心霊現場へと実際におもむき、独自の取材を続けている。
今日は、トイレの花子さんの取材だ。気合いも入る。
旧校舎の入口に踏み込むと、そこにはガレキがつまれていた。
そこで3人は、怪しい看板を目にする。
「この辺りを写真に撮ると、花子さんの呪いにとりつかれちゃうよ‥」
「プッ。何これ?」
「こんなの、誰かのイタズラでしょ?」
「だよね。」
「この看板も、写真にとって ネットにアップしちゃおうよ!」
「いいね♪」
「それ、おもしろーい!」
看板(の警告)のことなど、おかまいなしに、心霊スポットの写真を撮る3人。
だが、その時3人は、写真に撮ってはいけない恐ろしいモノを、
撮ってしまっていた事に、まだ気づいていなかった。
そして、その行為をきっかけに
長い眠りから目を覚ました、トイレの花子さん。
花子さんが発動する、恐ろイヤラしい
トイレの呪い(辱(はずかし)めの制裁)が、3人を次々と襲い始めた。