好意を抱いた子が、オタクが苦手な女の子だった。
だから俺は――脱オタすることを決意した。
彼女、『宮之上環奈』ともっと仲良くなりたいと思ったからだ!
――そして時は流れ、1年後。
ある日のこと、俺は手紙を受け取った。
『アナタに伝えたい事があります。放課後、教室に1人で来てください。―宮之上環奈―』
気になっている人からの突然の呼び出し……。
緊張しつつも期待に胸膨らませた俺を出迎えたのは――彼女ではなかった。
「あはっ♪来てくれたんだね?にひひっ、嬉しいなっ♪」
そう言って微笑んだのは、クラスメイトの『天咲彩愛』。
明るく気さくな性格、そしてなによりもその豊満な胸がチャームポイント。
クラス……いや、校内でも人気の高いモテモテ女子だ。
そんな彼女が何故?そもそも宮之上さんは?そんな俺の疑問に彼女は答えた。
「環奈ちゃんの名前で呼び出せば、絶対に来てくれると思ったの。ごめんなさい」
「あたし、君のこと――大好きなのっ!」
「何かに夢中になっているときの君の姿に……一目惚れしたの」
「だから……だからね?」
「――その脱オタ、絶対に阻止してみせるからっ!」
突然の告白。
そうしてその日から始まった、天咲による過激でエッチなアプローチ。
「ねぇ、あたしとさ。とってもエッチなこと……しちゃおっか?」
それに触発されてか、何故か幼なじみ『里神ゆり』も
アプローチを駆け出してきたからもう大変!
「わ、私ものぶくんのこと大好き!
だ、だからエッチなこともその……い、いいよ?」
更に、それに張り合うように『宮之上環奈』からも告白されるという状況に……!
「わ、私だってアナタのこと好きなんだから!
エ、エッチなことだって、その……ごにょごにょ……」
突然3人の女の子から好意を寄せられるというハーレム状態。
リアルにエロゲチックなシチュエーションによる、過激でエッチなアプローチ……!
『リアエロ!』な俺の青春は、こうして幕を開けたのだった――!!
「私たちと、エッチなことたくさんしよっ♪」