女帝は彝に天に座す

SM作品には時折ディルドやペニバンが登場します。
前立腺という便利な器官も相まって非常に合理的な演出手段だと思います。
僕はそれ自体を否定しようと思いません。実際やったら気持ちいいですし。
ですが、それらを作中にて触れる際、時折どこか冷めた視点で眺めてしまう自分がいることに気づきました。
なぜか…?
それらの演出が一つの欺瞞の上に成り立つ演出だと思ったからです。
その欺瞞とは女性側が男性の象徴を模したり、代用品を用いていることです。
女性上位を演出するのに男性の象徴を借りる、
あるいは模倣するという行為は逆説的に男性の優位を証明してしまうのではないかと考えた次第であります。
そこで本当に女性上位を突き詰めるなら男性器を否定し、その愚かしさを説き証明することではないかと思い至り、本作品を制作した次第になります。
繰り返し申し上げますが、ペニバンなどを否定するアンチ行為をしたいわけではありません。決して嫌いではないです。
ただ…、同じ眺望の山頂が二つとして存在することがないように、このコンセプトの先、その頂点の景色を見たい知りたい、ただそれだけです。
そういう意味で、この作品は女性上位作品でなく女性頂点作品であり、そう思っていただけることを追求した結果が当作品になります。

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