
私立プリムエール学園――
“実践型癒し教育”を掲げるその学園には、
限られた生徒だけが参加できる特別な奉仕活動が存在する。
今回あなたを担当するのは、
自主研修を希望して参加した仁科つばさ。
感情を表に出すことが少なく、
施術中も身体の状態を淡々と観察する、徹底した理論派。
正確な手技。冷静な受け答え。
彼女にとってあなたも、本来なら実践経験を積むための一人に過ぎなかった。
触れるたびに伝わってくる体温。施術に身を委ねるあなたの表情。
そして、自分の手で誰かが癒やされていくという実感。
それらを間近で感じ続けるうちに、
つばさの中に“理論”だけでは説明できない感情が少しずつ芽生え始める。
冷静だった瞳が揺れ、
機械のように正確だった指先にも、いつしか優しさと熱が宿っていく…。
