
森の奥で道に迷ったとき、その施術院を見つけた。
エルフが営む、魔力の性感マッサージ。人間が辿り着くのは、何十年ぶりらしい。
むちむちの体に、穏やかな微笑み。怖いものなんて、何もないと思った。
施術台に横になると、耳元で声がした。
低くて、ゆったりした、その声が。
脳の奥まで、染み込んでくる。
体が、動かない。指一本、動かせない。
考えようとしても、思考が、ふわふわとほどけていく。
これって……魔法?
気づいたときには、もう遅かった。
耳から流し込まれた魔力が、背骨を伝って、乳首まで降りてくる。
触れられてもいないのに、体が、勝手に反応する。
イきたいのに、イけない。出口を、塞がれている。
溜まって、溜まって、もう、壊れそうで。
「——人間は、壊れやすいから。ゆっくり壊して、ちゃんと直してあげる♡」
その言葉に、安心してしまった自分が、いた。
