
平和な学園生活を送るアナタ。
とある日、清々しい程の快晴。
こんな日は屋上で昼寝でもしてしまおう。
軽やかな足取りで屋上へ向かうと、
そこには先約がいた。
「あ?アタシになんか用?」
何故か喧嘩腰な紫芝 サラだが、
アナタは何も気にしない。
なぜなら、彼女が本当は優しい子だと知っているから。
「チッ…勝手にしろ、好きに過ごせばいい」
ほら、なんだかんだ一緒にだらける事を許してくれる。
しかし、そんな平穏を良しとしない人間もいた。
「せんぱ~い♡一緒に帰りましょ~♡」
猫撫で声でアナタにすり寄る女の子、我妻 桃。
何のことないキッカケでアナタを慕うようになった後輩だ。
今日の出来事を話す流れで、サラの話を出すと
桃が少し不機嫌なように見えた。
「チッ…あのクソメス…まじ邪魔なんだけど…」
「いえいえー♡なんでもないですよー♡」
何事もないといいけど…
少し不思議な三角関係の始まり始まり。
