


ある夜、マゾソンは超級国民たちを集めた華やかなパーティーを開く。
しかし彼の胸にあったのは、虚無と倦怠、そして人々への不信だった。
呆然としていた彼は、少女の目の前でパンを落としてしまうー
彼の手を使わずとも『普通の大人なら早急に新しいパンを持ってくる』はずだったが、少女はそんな状況を理解していないようだった。
(子〇だから見逃してやるか…)と心の中でつぶやいた、その時
”ふみっ……!”
「き、君!何をしているんだ……!」
「ふふっ。おじ様、良かったですわね。
私の靴跡がついたパンを食べられるなんて——この上なく光栄なことよ。」
「なっー?!」
財力・権力・全てにおいて頂点に立つ彼が、たった一人の少女に屈服した瞬間だった。
(し、知りたい…)
(『子〇だから』という責め入ることができない状況で、立場を無視した上下関係ー
理解し難い『屈辱』という味を…!)
彼は尊厳を汚されることに苦しみながらも、自ら『屈辱の海』へ沈んでいくのだった…!
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