もしも過去にもどれたら…恋の運命変えればいい!?
主人公彼方(かなた)は役に立たない程度の霊能力を持っていること以外では普通の青年。
日々、学生時代の思い出に耽っては現実逃避をしている。
とある日のバイト中、いきなり目の前に現れた謎の女の子。
人間とは違った雰囲気を持つ彼女は問う。
「アンタが毎日毎日、飽きもせずに過去に妄想を馳せてるの、私にダダ漏れだから」
「そんなに戻りたければ戻してあげる。但し後悔は二度としないこと」
気付くと8年前の自宅で目が覚める。
「くん、起きて。寝ぼけてないで起きてよう」
たらればを言っても仕方がなかったけれどもう一度、
憧れの学園生活をやり直すことに。
――この時まで俺には、いい思い出しか記憶に残っていなかった――