気づけば、お金が底を尽きかけていた。
バイトもせずに、遊んでばかりいたからだ。
働きたくない。だけどお金は欲しい。
そんなとき、同棲中の彼女のアカウントに1通のDMが届いた。
「同人AVに主演していただけませんか。報酬はお支払いします。」
ふたりが数ヶ月は楽に暮らせるほどの金額が、そこには記載されていた。
彼女は相手を以前からフォローしていたようで、表情には出さずともDMが来たことを喜んでいるように見えた。
嫉妬心が疼く。と同時に、下半身の疼きも感じた。
「彼氏がいることを正直に伝えて、その彼氏の目の前で撮影するならOK」
そう意地悪く返信させることにした。
まさか先方が「それで構わない」と言ってくるとは思わなかった…