

■今回のおはなし
舞台は近未来の日本。
恋愛や性体験はAI・VRによって代替される社会に。
仮想恋人や快楽装置で性を手軽に済ませられるようになり、
多くの人が「現実の相手との関係を持つことなく“性体験済み”」とされるようになった。
つまり、“本当の意味で誰とも関係を持たずに生きている童貞”は、今や極めて希少。
そして唐突に現れた「怪盗メイドリーヌ」。その狙いは金銀財宝ではない。
彼女が執着するのは、“未だ手つかずの純潔”。
今回の標的は、“秘宝(つまり童貞)”を持つ青年。
彼女は夜の静寂を切り裂き、彼のもとへと現れる……。
だが、目的は奪うことではない。
――“価値を確かめること”だった。
