
雄の能力によって『その雄が雌とセックスするに値するか』を判定し、ランク分けする制度『セックス・ディザービティ・テスト』が実施された世界。
上位3.5%の優秀なアルファ男性がすべての雌と独占的にセックス・子作りを行う一方で、劣等なベータ男性たちには『セックス禁止』『貞操帯着用の義務化』『吐精は3か月に1度だけ』といった厳しい規制が課せられていた。
さらに、婚姻においてはアルファ男性に一夫多妻(重婚)が認められ、ベータ男性には『ベータ婚制度』という新たな婚姻の仕組みが導入された。
その内容とは『セックスを禁止されたまま、妻とアルファ男性の子作りをサポートし、家事・育児・金銭提供を行う』というものだった…
寝取られ前提・托卵前提の屈辱的なベータ婚制度と、それでもそこに縋るしかない、惨めなベータ夫たちの『当たり前』の『日常風景』――
