僕が入っている水泳部には、とある女子の先輩がいる。
こはる先輩ーーー、水泳のタイムが良くて、優しく皆から慕われていて、
僕より背も高くて、そして、胸も大きい。
練習が終わりプールの水で艶がかかった、そのなまめかしい姿を間近で見てしまった日には、
後ろめたさも感じながらも彼女の事を思って、……人には言えないような事をしてしまっている。
その日は部活が終わってから、忘れ物を取りに行こうと教室まで戻ろうとした僕に、こはる先輩は付いてきた。
もちろん嬉しさはあったけど、前日も「致した」ばかりだったから、恥ずかしくてとても素直に話せるような気持ちにはなれなかった。
…教室を後にしようとしたその時、先輩はその大きな身体で僕を抱きしめて、そのまま倒れこんできた。
「すうぅーーーー…、はあぁーーーー………」
僕は知らなかった。
こはる先輩が僕に抱えていた、劣情の大きさにーーー。
「私も…毎日君の事考えながら、オナニーしてるよ…?」