<あらすじ>
もうここに来るのも何度目だっただろう。
ふとしたことから常連となったエステサロンに今日も訪れた主人公(あなた)。
この日も担当エステティシャンでありサロンの代表でもある『銀条咲妃』は
いつも通りの感情が見えづらい表情で主人公を丁寧に出迎える。
自分が最後のお客らしく、座って待っていると
咲妃は自然に身を寄せ、大きな胸を押し付けながら耳元で
今日も”特別”な施術で心を込めて主人公のカラダを癒してくれると囁く。
そんな咲妃の内側から伝わるような熱で鼓動が早くなるのを感じていると、
店の奥から話し声が近づいてくる。
もう一人のエステティシャン『木場紫音』が明るく笑いながら話している。
そしてその相手は主人公も良く知る女医『東堂静』だった。
「おや?キミとここで会うとは…知らなかったな。美容に興味があったとは」
実は静もこのサロンの常連客であり、たった今紫音による施術が終わったところであった。
そして、彼女も主人公と浅くない仲である。
「以前からお世話になっているんです。先日は訪問施術のモニターにも…」
「訪問…? へぇ…キミの家に行ったことはなかったな。私の別荘に来てもらったことはあったが」
表面上は穏やかだが2人の女の間にはどこか緊張した空気が漂っていた。
それを感じ取ってか、紫音はニヤニヤと笑みを浮かべている。
主人公の施術があるので…とやんわり静の退場を促す咲妃。
主人公専用の特別な施術が、と続けると、静は少し考え
提案と言うにはまるで決定事項であるかのようにこう言った…
「それ、私も混ぜてもらえないかな。一緒に楽しもうじゃないか…♪」