ボコ活ッ!-ミサちゃんに負けちゃう!-

【物語の背景】
最近SNS上で見かけるようになった’ボコ活女子’。
彼女達は主にSNSでM男を募集し、そのM男からプレイ料金を貰う事は勿論、そのプレイを撮影してネット上で公開し、収益化を行っている。過激な女子グループも存在し、集団でリンチしたり、カツアゲまがいの活動を行ったりと、その’プレイ’の範疇を超えた活動が、一部のネット界隈で話題になり始めていた。

ケイタはSNSやマッチングアプリを通して、定期的に女の子と会い、ノーマルなプレイを楽しんでいた。
一方で、SNSに流れてくる’ボコ活女子’の情報も追いかけていた。彼はマゾヒストではないが、一見普通そうに見える女の子が、男を踏みつけて唾を吐きかけたり、清楚な女の子が、男の首に太ももを巻き付けて、サディスティックに絞め落とす姿に、特有の魅力を感じていた。

自分が痛い目にあうなんてとんでもない。だが画面越しに楽しむには、良いコンテンツだった。
時折「いいね!」ボタンを押す・・・そんな距離感だった。

ある日、ケイタがSNSを開くとDMが届いていた。

「私の投稿によく『いいね!』くれるけど、私に虐めて貰いたいの?1時間5万だったら良いけど♪」というメッセージが入っていた。ミサという女の子からだった。

自分が誰に『いいね!』を付けていたか記憶していなかったが、履歴を確認してみると、
確かにミサに付けたものが多かった。彼女の瑞々しくも逞しい太ももが、魅力的だったのだ。

’ボコ活’されるのはごめんだが、一度会ってみても良いかも知れない。
お金を払ってノーマルプレイをしたら良い。いざとなっても、俺は男だ。もちろんM男でもない。
腕力で解決してしまえば良い。ケイタはそう思い、ミサに会う旨の返事を送った。

ケイタはこの時、これから自分の身に何が起きるのかも、また自分の隠された願望も知る由はなかった・・・

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