キュバップラーリラあらすじ
人類と魔族が世界の覇権を奪い合う現代、人類は最強の冒険者である「勇者」を筆頭に魔族の最大戦力である「魔王軍」を退けていた。そんな中、魔王軍の前線基地を担う某都市の領主が一人の勇者に敗北、そのまま勢いづいた冒険者たちにその都市はあっという間に侵略され勢力図的にも人類が優勢となる結果を残した。
某都市陥落から数週間後、勇者は魔王軍領地周辺の調査に赴いていた。人気のない森の中を突き進む勇者だが途端に気配を感じ足を止める。
「見つけたよ~…勇者サマぁ」
堂々と現われたのは一人のサキュバス。魔族の中でも卑しい闘い方を好む種族を目の前に平静を装いながらも気を引き締め直す勇者だが…
「私はキュバップラーのリラ!勇者サマにボロボロにされたトコに住んでいた可哀そうな避難民!!せっかく魔王軍にも入って色々上手くいってたのにキミにぶち壊されたの!!!!…つまり、分かるよねぇ…?」
当のサキュバスはその逆で無謀にも怒りに身を任せ襲い掛かってこようとしていた。
――――どうやら闘いは避けられない。人類最強の一角を担う勇者だが相手はサキュバス…なにが起こってもおかしくない。
果たして勇者は襲い掛かるサキュバスを退けることができるのか?!