あなたは明治時代から続く名門財閥一族「菱倉家」の嫡男。
巨大企業グループの次期総裁となるべく、幼少期から峻烈な教育を施されてきた。
さらに代々受け継がれてきた数十箇条にも及ぶ家訓に従って行動を制限され、息の詰まる日々を過ごしている。
そんなあなたにとって唯一の心の拠り所となっているのが年の離れた異母姉、純香(すみか)の存在である。
早逝した実母に代わって世継ぎである自身の世話係を務めてきた純香は、あなたにとって唯一心を開くことのできる相手…
あなたは、厳格でありながらも常に慈しみをもって接してくれる彼女を、姉として、そして一人の女性として愛していた。
そして、あなたが純香を殊更に慕っているのには、もう一つ特別な理由があった…
“嫡男が精通してから成人するまでの射精は、家内の女が例外無くその全てを管理すべし”
長男の子種を保護し家督の争いを未然に防ぐ為、菱倉家で守られている家訓の一つである。
これが定められて以降、菱倉家では各代の母親が長男の射精管理を行ってきた。
亡くなった継母に代わり自らその役目を引き受けた純香は、精通して以来、定期的にあなたの性処理を行っていたのだった。
その日の夜も、いつものようにあなたの寝室に純香が訪れた。
着物をはだけ、惜しげもなく自らの豊満な肢体の曲線美を露わにしながら姉は訊ねる。
「今宵もオナ姉(ねえ)なさいますか?」