リバーシをご存知でしょうか。
黒と白の2つのコマで相手のコマを挟んで自分の色のコマにするゲームです。
このゲームには興味深いルールがあります。
置けない場合、パスとなるのですが、このパスは自発的に行うことが出来ません。
どんなに嫌な場合でも、置く場所がある限りルール上”置かなければならない”のです。
つまり……
相手の置ける場所が1箇所しかない状態を維持し続ければ、完全に相手の手をコントロールすることが出来るのです。
“ルールによる支配”
どんなに煽られても、ルールなので相手の都合の良いように置かされるのです。
【誘惑✖リバーシ】
“ルールによる支配”は圧倒的な実力差がなければ中々発生するものではありません。
そこで甘い誘惑が飛んできます。
「先輩、ここに置いてくれませんか?」
机の下から足先でズボンに触れながら……
「置いてくれたら気持ちよくしてあげます」
これが”快楽による支配”です
【気がついた頃には……】
言われたとおりに置いていると、置く場所が3箇所、2箇所、1箇所……とじわじわと支配されていきます。
気がつけば自分の一手が相手のコマを増やすためだけに動かされ、予定調和だったかのように相手の色に染められてしまいます。
そんな体験が出来るゲームとなっております。