文芸部の後輩女子は雛鳥のように俺に懐いている。
引っ込み思案で声が小さい彼女は、俺以外の男とまともに話せない。花が咲くような笑顔とキラキラした瞳を向ける相手は俺だけ。きっと、俺に惚れているんだろう。
告白される時を心待ちにしながら、学園一の美少女に慕われる優越感に浸っていた。
そんなある日、彼女から大事な相談があると囁かれる――
「その…サッカー部の先輩とえっち、しちゃったんですけど……これって、付き合ってることになるんですか……?」
ガツンと脳が揺さぶられた。
信じがたい現実に吐き気を催しながらも、頼れる先輩像を演じて恋愛相談を聞き入れる。
しかし、熱っぽい肢体を押しつけられながら、他の男に汚された経緯を報告されて不覚にも勃起。後輩女子にもそれを悟られてしまう。
性欲を煽ってしまったお詫びに抜いてくれるらしい。
――素直に想いを伝えていたら、付き合えたのだろうか…?
身勝手な独占欲を刺激される。自業自得なのに胸が張り裂けそうだ。
俺を好きだったはずの後輩女子に恋愛相談を囁かれながら、他の男に仕込まれたテクで惨めに射精する…。