【あらすじ】
夏古井月(なつこい るな)の近所には、マゾヒストのおじさんが住んでいる。
そのことを知っているには、恐らく月しかいない。
しかし、それが知られてしまうのも時間の問題だと月は危惧していた。
誰かに奪われる前に、自分のモノにしなければ――。
だから、今日も彼女はおじさんの家に遊びに行き、機会を窺う。
すべてはおじさんがマゾヒストである証拠を掴む為、誰かにモノになる前に自分が手に入れる為に。
そして、その日は唐突に訪れた。
「おじさん、おじさーん、今日も遊びに来たよー」
いつものように家に入った月は、乳首オナニーをしていたおじさんの姿を見つけてにんまりと微笑む。
手にしていたスマートフォンで写真を撮り、彼女はからかうように口を開く。
「おじさん今、乳首オナニーしてたでしょー?」