「ねぇもう諦めない?」
はぁはぁと息遣いが荒い男の前──妖艶な雰囲気を醸し出しながら余裕そうに立っている悪魔──サキュバスがそう言った。
「はぁ……はぁ……」
額を流れる汗を拭い、男は剣を握り直す。
「──まだまだこれからだ……」
男の言葉にサキュバスが舌なめずりをした。ふふっと微笑を浮かべながら男を見つめる。
「楽しませてくださいね、勇者さん」
舌に纏わりついたサキュバスの唾液が暗闇の中に輝いた。
・本編82頁
・タイトル通り、サキュバスに催眠をかけられてマゾ堕ちする物語です。
・「サキュバスに責められたい」「催眠かけられてマゾ堕ちしたい」という方はぜひ。