双葉紅音は同じ大学の女友達。中高大全部一緒。暇さえあれば俺の部屋に遊びに来てゲームや漫画で暇つぶしをする。まさに腐れ縁と形容するに相応しい仲。
おっぱいが大きくて死ぬほど可愛い女友達だが、致命的な欠点がある。
――男運が悪いこと。
恋愛経験豊富だけど、まともな男と付き合った話を聞いたことがない。ロクでもない男に引っかかる度、俺に愚痴を漏らしてくる。
「きみの友達さぁ、またヤリモクっぽいんだけど…。どーしたらいいと思う?」
俺が片思いを拗らせていることに、彼女は気づいていない。男女の友情が成立すると心の底から信じ切っている。
挙句の果てには、クズ男との情事を愚痴られるうちに勃起していることを見抜かれてしまう。好きな子は柔らかな肢体を押しつけて、「シコってもいーよ?」と悪戯っぽく微笑んでくる。
一番仲が良いゆえに恋愛対象にならない。永遠に唯一無二の友達のまま。
告白するタイミングを逃した惨めな俺は、えっちな愚痴を囁かれて悔シコ射精する…。