僕は高校3年生。目立つタイプではないし、勉強ばかりの毎日だけど、同じクラスの佐藤さんとひそかに付き合っていてささやかながら幸せな学校生活を送っている。
佐藤さんも僕と同じく控えめだけど、素朴で可愛い彼女だ。
ある日の放課後教室に残って勉強していると、同じクラスのギャル、高宮羅夢さんが入ってきた。
クラスのギャルグループはうるさくてちょっと怖くて苦手だけど高宮さんは誰とでも分け隔てなく話している印象だった。
どうやら高宮さんは勉強が苦手で卒業できるか怪しいらしい。
高宮さんの勢いと押しに負けて、週末僕の家で勉強会をする事になった。
これが自分自身もまだ知らない興奮と欲望を引き摺り出されるキッカケとなるとは…その時の僕はまだ気づいていなかった。