「ねぇ?あなたはどんな女の人が好きなの?」
十年前。夕暮れの神社で、沙耶香はあなたに質問します。
「ぎゃ、ギャル!?」
まだ幼かったあなたは、とりあえず思い付きでギャルと適当に答えます。
「じゃ、じゃあさ。私が白ギャルになって。あなたにプロポーズしたら、オッケーしてくれる?」
恋愛事に疎かったあなたは、とりあえず適当に頷きます。
「あっ… し、してくれるんだ…」
「じゃあ約束する…」
「私、十年後の今日。白ギャルになって、あなたにプロポーズするからね!」
「その時は、ちゃんとオッケーしてね?」
十年後。約束の日を迎えた所から、物語は始まります。
しかし、あなたと沙耶香は、最近、少し疎遠気味で…。