とある春。三年生になり、受験を控えたあなたは、
いつもと変わらない、静かな部室で静かに勉強に励んでいました。
この部活……表向きは「文芸部」とされている部には、
三年生のあなたと、部長を務める二年生の女子生徒が一人だけ。
あなたは昨年、その部長である茅原冬佳からの勧誘を受け、
半強制的に部員となった立場でしたが、
彼女が何故あなたを勧誘したのか、その理由は未だに掴めないまま。
「今や先輩はこの文芸部の部員、規則には従っていただきましょう」
「大丈夫ですよ。気持ちいいことしかしませんから♪」
そして今日も、いつものように、
彼女と過ごす二人きりの時間が始まります。
「執筆のため」と称して、
情事に耽り、お互いのことを隅から隅まで探り合う……。
これはそんな小悪魔系後輩との、ちょっぴりいびつな、恋愛の記録。