長身長とモデル並みの外見を持つJK、北上美奈子(通称ミーコ)。
見た目とフレンドリーな性格から、
クラスの中でも人気者の彼女には、最近、ちょっと気になる男の子がいます。
小柄で童顔、可愛い系の小動物男の子。
ちょっと天然な部分が彼女好み。
何度か話した事はあるものの、接点も少なく、
クラスメイト以上の関係には成れていません。
時々目が合うのは、彼も自分の事を気にしてくれてる?
なんて思いながらも、嫌われたらどうしよう? となかなか行動を起こせません。
そんな中、友人達が彼の噂をしている(ちょっと可愛くない?)のを聞いた彼女。
元よりうじうじしているのは苦手な彼女は、行動を起こします。
「ちょっとキミ、そう、鞄を抱えてそそくさと帰ろうとしてるキミだよ」
振り返る男の子、
「(やっぱ可愛い!)」
と胸をときめかせながら、言葉を続けます。
「知ってるぞー、キミ、ウチの事チラチラ見てるっしょ?」
と戸惑う男の子に近づきます。
「まあいいや、ちょっと付き合って貰いたいんですけど?」
「(言っちゃった~!)」
攻めすぎ? なんて思う物の、今更やっぱ無し! とは行かず。
一方、?マークを浮かべる男の子。どうもあまり状況を理解していない様子。
「(こっちの気も知らず~、まあそこが可愛いんだけど)」
ならばと、覚悟を決め、彼に近寄りました。