地方商店街の人通りの少ない、とある雑貨屋で男は働いていました。
気合を入れた品揃えも空しく、いつも閑古鳥が鳴いているその店で働くのは
店長にとっては厳しいことかもしれませんが、雇われの男にとっては楽なことでした。
ある日、その雑貨屋へ一人の少女がやってきました。
スカートの丈は短くヒラヒラ…。
胸のボタンははだけてユルユル…。
着ている制服を派手に気崩しているJK――。
しばらく商品棚を眺めていた少女はその中から一つを手にとったかと思うと、
不意にポケットにしまいこんでそのまま出ていこうとしてしまいます。
目立つ格好で行動したとは思えない手癖の悪さにあきれながらも
注意しようと腕をつかむと少女は軽々と立ち止まります。
おもむろに振り向いた少女の面影に、男ははっとします。
薄く馴染んだ化粧ののったうら若い美貌が目に映り込んできたのです。
男心を猛烈にくすぐるその可愛さにどうにか立ち向かい
威厳を示そうとなんとか事務室へ連れ込みますが、
あからさまに装った態度にも動揺する男の様子に
意地悪く微笑んだ少女は自身の容姿とその「手癖」の悪さを
これでもかと利用してきて…。
からかい上手な可愛い抵抗に奥手な男のうぶな心は手玉にとられ、
離すまいと掴んでいた主導権がその手から零れ落ちていきます。
その様子に可愛い抵抗は次第にエスカレートしていって――。