お姉さんがきたあの日からぼくは・・・
もらったマスクの匂いを嗅ぎながら、オナニーをするようになっていた。
”お姉さんに、また会いたいよ・・・”
そんなふうに思いながら過ごしていたある日。
「みなさんには、これから”職業体験”の行き先を決めてもらいま〜す!」
配られたプリント中に書いてあったお店の名前を見てハッとした・・・
(ここって、もしかして・・・)
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職業体験当日─────────。
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ぼくは緊張しながら”そのお店”の前にいた。
「き、今日職業体験で来ましたぁ・・・!誰かいませんか〜?」
すると・・・少し遅れてお店の中から声が聞こえてきた。
「ごめんなさいね。お待たせしました。ってあら・・・?」
(やっぱり・・・思ったとおりだ・・・!)
「・・・驚いた。」
そのお姉さんは、髪を耳にかけながら続けた。
「久しぶりね、ぼく。」
こうしてぼくとお姉さんは再会することになった。
学校では教えてくれない”2人きりの職業体験”が始まろうとしていた。