【ストーリー】
県予選を勝ち抜いた名門・令應高校男子プロレス部は、同じ難関大の付属校で女子の代表校である令應女子高校と練習試合をすることになった。
同じ付属校でありながら偏差値で差をつけられ絶対に負けられない男子は、レスリング全国優勝経験もある期待のルーキー・高田信虎を先鋒戦に送り込む。
対する、女子も元キックボクシング覇者で○年生の山中みなみを送り込むが、圧倒的な体格差から高田の圧勝が予想された。
しかし試合開始直後、男女平等ルールにより解禁された金蹴りにより、あっけなくダウンを奪われる高田。
対等なルールにおいて男子は女子に勝てないのか?
高田信虎(令應高校○年)
中学時代レスリング日本一の実績をもつ期待のルーキーで、成績も幼少期から常にトップの優等生。
対戦相手である山中みなみとは、難関校受験予備校時代のクラスメート。
レスリング全国優勝のプライドから「山中さんにレスリング技で勝っても意味はない!」
とあえて彼女に打撃戦で挑む。
山中みなみ(令應女子高校○年)
元キックボクシングの全国チャンピオンで、高校からプロレス部に転向。
しかし「プロレスも楽しいけど、女の子らしさは失いたくない」という今どきの女子。
キャプテンの新垣百合からも「体重さえ増やせば、打撃だけでも十分に全国優勝が狙えるのに・・・」と言われるも、頑なに増量は拒否。そのため打撃に重みがないのが彼女の唯一の弱点。
それでも○年から早速レギュラー奪取し、高い格闘センスを示す。
プロレスと女子力の両立を目指す彼女にとってウエイトを増やさなくても男子に余裕で勝てることを証明することが彼女にとっての最大のテーマ。