魔法使いのミユリ・クラウチとタチバナ・クラウチ夫妻は、非力な魔法使い二人組という異例のスタイルながら数々の強大なモンスターを打ち倒し、最強の魔法使い夫婦として英雄視されている。だが、仲睦まじい評判のおしどり夫婦であり、冒険者達の憧れの的でもある二人の下半身の間には、人には決して言えない秘密があった。
それは、最強の魔女として知られるミユリは実は男に対しては魔法が使えず、冒険の中で妻の身体は盗賊や山賊といったならず者たちに寝取られ放題になっているという恥ずかしい秘密。
攻撃魔法の使えない夫のタチバナは妻を助けるどころか、悪党に回復魔法をかけて精力ギンギンにしてしまい、一晩中ヤられまくるミユリの姿を見てオナニーに耽るのである。
そんな二人の寝取られの原点である学生時代を描いた第三章から引き続き、この第四章では二人の新婚時代が描かれる。
波乱の青春時代を過ごした王立学園魔法学部を無事に卒業したミユリとタチバナは、故郷の町を離れ、北の辺境ムーンヴィルへとやって来た。
二人だけの結婚式を挙げ、その足で冒険者ギルドへと登録し、晴れて「冒険者夫婦」となったミユリとタチバナ。
魔法使い二人だけで冒険に出ようとする新婚夫婦に対し、人々はどうせすぐにモンスターの餌になるだろうと予想し、活躍を期待する者は誰一人いなかった。だが順調にモンスターを討伐し、難易度の高いミッションをこなすようになると、周囲の冒険者の見る目も変わっていく。
そんな中、ハイドラ山に巣食うレッドドラゴンの略奪に苦しむ村からSOSが入り、先行した高レベルのパーティーも戻ってこない中、ミユリとタチバナはその討伐に当たる事となる。そのレッドドラゴンは千年以上を生きて魔王の志を継ぎ、世を支配しようとする邪悪な存在だった。
強大な魔力を持つドラゴンに対して、駆け出しの冒険者に過ぎない魔法使いの夫婦に果たして勝ち目はあるのか。
そして勝利と栄光の最中、非情にも一瞬のうちに物語は暗転し、新婚夫婦はついに「寝取られ」の地獄へと引きずり込まれる。幸せな新婚時代はあっという間に終わり、新妻ミユリは『魔女のオマ○コ』として、数々の悪党どもに弄ばれる運命の中へと滑り落ちていく。
その子宮に愛する夫ではなく、憎い男達の精液を注ぎ込まれ、新婚にも関わらず他人の子供を宿してしまった時、それでもミユリは愛を失わずにいられるのか。
後に伝説の英雄となる魔法使い夫婦の、冒険者としての出発と、希望に満ちた新婚時代を描いた躍動感あふれるエピソード4、ここに公開。