■ストーリー
俺(下園和治)はごく普通の男子学生。 あたりまえだが特殊な能力はない!
ある日、校内放送で呼び出された俺は生徒会室へ行くことに。
そこに待っていたのは、取り巻きに囲まれた生徒会長の霧島織愛、
俺とふたりきりになるやいなや生徒会長は、
「アタシの前世は信長だ! 良くもぬけぬけと現れたな、明智光秀!」
と言って襲いかかってくる。
何が何だか訳がわからないが、身の危険を感じ部屋から逃げ出すと今度は、
あからさまなギャルの結城華蘭が現れ、
「助けてあげよっか~?」
と俺の手を握り、屋上へと案内する。
ギャルの華蘭は、俺の顔に両手を当ててしっかりと覗き込むと、
「やっと出会えたみたいだね……♪」
と顔を赤らめながら服を脱ぎ始め、俺に覆いかぶさってくる。
唐突な展開に混乱する中、屋上に突入してきた生徒会長 霧島織愛が、
ギャル華蘭と俺のイチャイチャ振りを見て声を荒げる。
だが、ギャル華蘭が
「代を重ねて時を超え、ここで会ったが百年目、そんな男を譲るほど、アタシは安い女じゃない!」
と韻を踏んだ優雅な啖呵を切った途端、俺も生徒会長もその雰囲気と気品に飲まれ、声を失ってしまう。
どうやらふたりには前世の記憶があるらしいが…、俺にしてみれば何のことだかさっぱりわからない。
そして、きっと普通のことなのだと思うが、俺には前世どころか、幼少期頃からの記憶しかない。
無茶苦茶なことを話すふたりに困惑してしまうも、
強引だったり、色気たっぷりだったりと、積極的に俺に興味を持って接触してくれる異性の存在が嬉しくて、
平凡だった俺の日常が楽しい日々へと変化していくのだった。
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