大手アパレル企業の取締役、柳澤翔。
金も地位も名誉も全て手に入れたこの男には、とある一面がある。
夜な夜な社内の若手女性社員を自室へと連れ込み、プロレス技で甚振り、犯し。
奈落の底に堕とすことでエクスタシーを感じる生粋の、サディスト。
幾人もの女性社員に手を掛けていた柳澤だったが、次第にマンネリを感じるようになる。
いつしか彼は、『社内の無抵抗な女ではなく、強い女を打ち倒した上で犯し、屈服させたい』。
そんな想いを抱くようになっていた。
ある日彼は、TVのプロレス中継で遥の存在を知り、男殺祭に招こうと企てる。
男殺祭とは、男女に分かれてリングの上で闘う、ミックスファイトの祭典。
自社がプロレス団体『大日本女子プロレス』の大株主であることを思い出した柳澤は、
社会的立場が優位であることをいいことに、とある計画を思いつく。
ビューティー遥。
全戦全勝未だ負け知らずの、大日本女子プロレスのエースであり人気絶頂の看板女子レスラー。
非常に強く美しいその女に、柳澤は白羽の矢を立てる。
男殺祭であれば、合法的に彼女と一戦交えることができるかも知れない──
やがて、柳澤の魔の手が遥を襲い。
遥の牙も、柳澤へと向く。