~あらすじ~
毎年ある一大イベント・夏休み。
しかし、それがいつか権利として取り上げられることを必ず知る。
歳の差再婚カップルの間に産まれた男の子(聞き手)
そこには自分よりもかなり早く産まれた姉【りか】がいました。
両親だけでなく物心ついた姉からも見守られ、すくすく育っていきます。
両親が付き合ってくれない遊びにも、姉は付き合ってくれました。
そして月日は流れ、アナタも物心がついて……
そうすると途端に、姉を女性として意識し始めます。
それは唐突な芽生えと同時に、初めての異性求愛。
しかし相手は、産まれた頃から可愛がってくれた姉。
バレないように細心の注意を払いながら、変わらぬ時を過ごします。
そんな空気を察してか知らずか、姉は大学進学を期に実家を離れてしまいました。
初めての好きな女性に離れられ……
それでも磁石のように、アナタはその後を追いました。
とはいっても夏休みだけ。
毎年この時期だけ、彼女に会いにいけるのです。
他の女の子に興味を持てないアナタは迷惑とわかりながらも……
今年も想いを押し殺しながら、初恋の姉に会いに行くのです。
~シチュエーション&トラックリスト~
禁断の想いは見えない夜によって形を変えます。
寝ている間に勝手に行動してしまっていたり、寝ているフリだったり……
自発的なのか偶然なのかを悟られないまま、
自分の大切な想いさえも曖昧の中に沈んで。
いつかなくなってしまう夏休みに怯えながら。
そのやり方は相手にとって不快なのか、そうでないのか……
その境界線を探ることが、今のアナタにとって最大の冒険です。
徐々にラインを越えてくる弟に、姉はどういう行動を取るのでしょうか――