どうしたの…?
私に会う為にここに来たのでしょう?
ああ、まだ実感が出来ていないのね。
ほら、思い出してみて…
普段貴方が毎日通る見慣れた風景…
その中でいつも違和感を感じる瞬間があったでしょう
その時にふと目にした見慣れない道
一度も足を踏み入れたことのない道
可笑しいな、こんな道はあったかな…
そんな風に思いながらそれでも昨日までの貴方はいつもの日常を選んでいた
…でもね、ずっと貴方は興味があった
胸の内にはいつだってこちら側に来たいという欲があった
だから今日、いつもとは違う道を選んだ
それは偶然じゃない、貴方が選択したの
その瞬間、周囲から人の気配はなくなって、薄暗く目の前に続く道だけが眼の前に広がった
でも貴方は怖くなかった、この先には求めていたものがあるから…
そうして貴方は揶揄う木々のざわめきから逃げ、ようやくこの館へと辿り着いたの
重く分厚い扉には取っ手がなくて
どうやって開こうかと迷っていた時…扉が音もなく開き…
そして私が立っていた
…そうでしょう?
貴方にお願いするのは、ある霊の遊び相手。
数多くの人の人生を歪め、愛し、崩壊させた稀代の悪女…
豊かな才能に恵まれながら、それを自身の快楽のみに費やし、
私欲に溺れた人生を送った罪深き王女の霊。
彼女はその犯した罪により、数百年この暗い森でさまよう運命になっている。
延々と暗い森で居るのは悪霊でも辛いのよ。
まあでも、この子はまだ全然凝りていないみたいだけどね…
強力な霊だからこそ、試練になるの。
貴方の精神が耐えられるかしらね。
意識がぼんやりしているね。
でも、それでいいの。
心の深くまで降りた貴方は目は虚ろで空っぽの空洞になっている。
そう、別の誰かが入ってきても可笑しくない。
―・―・―
ふう、肉体の感触は久しぶりね。
キミはこの体の持ち主さん、ありがとう。
ふふ、男の体なんだ。新鮮な気持ちだわ。
まあ、かといってやることは変わらないんだけど。
乗っ取ってるのはキミの意思だから、体で感じるのはキミの役目ってことになるね。
うふふ、感謝の気持ちを込めて、おち○ちんと心、いっぱい弄んであげる…
「キミはモウ、ワタシだから」
深く心に刻み込みなさい。
そうそう、その調子…
さっき大きな絶頂を経験したから、体の感度も大きくなっているの。
気持ちよくて、辛いわねえ…
そのまま、イケないまま、どんどん幸せに落ちていこうね。
握る力も擦る速さも一定のまま、延々と快感だけを感じ続ける。
射精できない、したい。イキたい。
とっても気持ちよくなって、思考も心も溶けて、ただ射精だけを懇願して、気が狂っちゃう。
でも残念、射精はできないの。
もしかしたら、アレ、言ってもらえると思ってたの?
イカせてもらえると思っていたの?
言わないよ…?
思考が麻痺して
判断力を失っても
なーんにも分からなくなっても
心がいくら絶頂を繰り返していても
壊れちゃっても
狂っちゃっても
言わないよ。
キミはもう私なんだから…
キミはキミのこと、もう忘れても良いよ。
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