


「妻は犯された時の様子を語りながら、同じように僕を犯した。」
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あの写真のせいで僕たちの関係は変わってしまった。
 写っていたのは、男たちに囲まれてカメラに微笑む、蕩けた顔。
あの日、夏織はそれを見せながら、僕に打ち明けたのだ。
 妹の彼氏を含む数名の男に、何度もレイプされていること。
 大事な資格試験を控えた妹への影響を考え、訴えられずにいること。
その試験が終わるまでは、耐えるしかないと考えていること。
そして、男たちが僕を巻き込むよう命令したことを。
 話を聞いて、僕は強い違和感を覚えた。
 幸せそうな写真の中の表情と、深刻な事実を淡々と語る目の前の表情に。
 妹のためとはいえ、見知らぬ男たちと肉体関係を続ける判断に。
だが、僕の疑念は口にする前に封殺されることになる。
 普段通りの優し気な笑顔から発せられる、衝撃的な言葉によって。
 「納得できるよう、ちゃんと説明はしてあげる。
  ―――だから、私にレイプされて?」
その日から毎夜のように繰り返されるようになったのは、凌辱の追体験。
 夏織は自分がされたことを丁寧に報告しながら、
それを再現するように激しく僕を犯したのだ。
 何故そんなことをする必要があるのか、わからなかった。
だが結果だけを言えば、僕はずぶずぶとのめり込んでいくことになる。
 妻が犯され、汚され、堕ちていくことへの憤りと興奮。
 妻に犯され、汚され、堕ちていくことへの焦りと期待。
 植え付けられてはいけないものを植え付けられる、その快楽に。
その間も、夏織は犯され続け、内面や外見がみるみる変わっていった。
それを追体験によって実感させられながら、僕自身も変わっていく。
このままではいけない。
だが、それを分かりながら止めることが出来ない。
 気づけば僕は、夏織に犯されることを望むようになってしまっていた。
 僕は自分を誤魔化すように、すべてが終わる日をただ耐えて待つ。
そんな日が来ないことにも、心のどこかで気づきながら。
そんな日が来ないようにと、心のどこかで願いながら。
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 ■基本CG 15枚
■ストーリーCG 102枚 (基本15枚 + 差分85枚 + 文字のみ2枚)
■全体CG 205枚 (ストーリーCG 102枚 + 文字なしCG 102枚 + タイトルCG 1枚)
■画像サイズ:1920×1080 (タイトルCGのみ 800×600) 
