「八百長する? それとも――」
有明岬の父親は、近代未来総合大学野球部の監督。
しかし近年の成績低迷を理由に、大学側からは解任を示唆されていた。
撤回の条件は次のリーグ戦で優勝すること。
だが近代が所属する地方KSリーグには、強力なライバル校がいる。
蒲焼学院大学である。
プロ野球選手も輩出したことがある地方大学の雄。
まともにぶつかったところで近代野球部に勝ち目はない。
「ここはミサキがひと肌脱がなきゃ」
大好きなパパのため、そして近代野球部のお兄さんたちのため、
岬は八百長を画策する。その見返りは自分の身体……
岬が仕組んだエロい霧事件に、球界が震撼する!