突然、見知らぬ部屋に閉じ込められた、主人公・桐山一馬と5人の女性達。
一馬の従妹、桐山心。心のクラスメート、水島萌。名家の令嬢、円成寺琴子。
医大生、石動美月。人妻、槇島百合子。
混乱する彼らの頭上に、光の珠のようなものが出現する。
「だーれがしぬのかーいきるのかー♪きたないにーんげんがいきのこるー♪」
「さあさあ♪みんなでだましあいー♪かーみさーまーの、げーむがはっじまーるよー♪」
珠は歌う。人を喰ったようなふざけた歌を、心底楽しそうに。
「はろーはろー、えぶりばでぃー。はじめまして神様です」
声の主は自らを神と名乗った。
―全ては神の暇つぶしから始まった―
一方的にゲームへの参加を要求する神。当然のごとく拒否する6人。
「おっけー」
その一言を皮切りに、とてつもない恐怖が降りかかる。
「ぎゃあああああああああああああァァァァッッッ!」
拒否した者の腕が切断される。
生意気な口をきいた者の腹には大きな穴が開く。
恐慌する6人。
「よっし、それまでー」
神がそう告げた瞬間、傷は一瞬にして回復する。
「神様の力がわかったかなー?」
6人は悟る。拒否すれば殺されると。
神様のゲーム―それは、残酷なハーレムを強いるデスゲーム。
ゲームへの参加を余儀なくされた6人にルールが開示される。
その内容は、信じられないような異様な物だった―