「妻が俺を家畜に堕とす。嘘っぱちの愛を囁きながら。」
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最近、菜緒は目に見えて変わった。
外出の頻度、露出の激しい服装、強い香水、俺に投げかける視線。
だから浮気にはすぐ勘付いた。
そいつにどれくらい思い入れているのかも、見当がついた。
問い詰めるべきだとは思った。糾弾すべきだと。
だが出来なかったのは、怖かった、というのが一つ。
それから、薄く笑った表情で甘く囁いてくるこの言葉。
「ねえ、今夜もシようよ。」
俺は聞く度に、浮気は杞憂であると自分に言い聞かせていた。
他に男がいるのに、毎晩のように俺を求める筈がない。
―――そうやって自分を誤魔化した。
「アイシテル。」
付け足すように口にする愛。
感情のないその響きにも気付いていた。
本当は、囁かれる度に嫉妬で気が狂いそうだった。
それでも俺は夜の誘いを断らなかった。
夜の生活という繋がりが薄れれば、菜緒はもう戻ってこないと思った。
求められるまま応じた。
なぜか攻める側にまわりたがるのにも、言われるがままに従った。
菜緒は献身的で、身を任せるのはどうしようもなく気持ち良かった。
いくつも性感帯を開発してくれた。
時間をかけて最高の絶頂へと導いてくれた。
なぜそんなことをするのか分からなかったが、
それもすぐにどうでもよくなった。
「何も考えなくていいんだよ。
私に溺れていいの。 それが一番、幸せになれる方法…。」
言葉通り、委ねれば委ねた分だけ菜緒は快感を与えてくれた。
無意識のうちに、俺も自ら求めるようになっていた。
そんな夜をいくつも越えて、そして、俺がその「罠」に嵌りきった頃。
―――菜緒は、徐々にその本性を現し始める。
快楽で人を壊し飼いならす、悪魔のような本性。
嘘っぱちの「愛」の裏に隠していた、俺の知らない本性を。
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■基本CG 14枚
■ストーリーCG 109枚 (基本14枚 + 差分95枚)
■全体CG 219枚 (ストーリーCG 109枚 + 文字なしCG 109枚 + タイトルCG 1枚)
■画像サイズ:1600×1200
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