「この列車は、宙をゆく銀河鉄道天文台!」
あの頃ぼくらは、どこへでも行けるって思ってた。
宇宙の謎を全て解き明かすことだって、
手を伸ばせば、あの星を掴むことだってできる、
そう思ってた……。
天体望遠鏡の先に浮かぶ星の姿に、
胸躍らせた幼い日々は、もう戻らない遠い過去。
けれど天球は廻り、無くしたはずの大切な想いは、
彗星のごとく還りくる――始まりの予感を乗せて。
「さあ、銀河の謎を解き明かすべく、
次なる目的地へ向かおう!」
仲間たちと宙を見上げ、星々を巡りゆく青春の日々が、また始まる。