「世間に絶望した!!」
主人公「飯田 礼」は海に向かって叫んだ。
礼の両親は、借金を礼に託し行方不明になってしまったのだ。
ふと、楽しかった昔のことを思い出す、一緒に遊んだ子――香織のことを。
でも、それはすでに夢、まぼろし。
日々の生活もままならない礼はすべてに絶望し、その身を海に投げ捨てた。
目を覚ますと、浜辺に打ち上げられていた礼は、偶然通りかかった女の子「紫鳳香織」に助けられる。
礼の姿を見た香織は顔をゆがませると、昔、交わした――
「おとなになったらけっこんしようね」
という約束を果たしに来てくれたのかと感動し、礼を屋敷へ連れて帰る。
礼からおおまかな事情を聞いた香織は、礼の借金を電話1つで一瞬で払ってしまう。
戸惑う礼に対しまったくお構いなしに、マイペースで話を進める香織。
「もう、あなたは私のモノ。以後、言葉遣いには気をつけることね」
礼が呆然としているうちに、香織の執事として、超お嬢様学校へ共に通う事が決まってしまう。
こうしてふたりの同居生活が――――今始まる!?